『日時計日記』『二百字日記1』を大いに活用しましょう

教化部長 稙田茂樹わさだしげき

教化部長 稙田 茂樹 まもなく、春、4月を迎えようという時期ではありますが、福岡県下にあっては、3月半ばながら、いまだに朝夕の冷え込みには厳しいものが感じられ、私自身の年齢なのかも知れませんが、暖かい日々はいつのことかと待ち遠しい気分です。信徒・詩友の皆さまにおかれても、ご家族の皆さま共々に、健康には充分にご留意いただいて、明るくお元気な毎日をお過ごしいただけるよう、心から願って止まないところです。

 さて、生長の家では、人それぞれの運命や境遇は、その人の心のありよう次第であると説いています。この教えを「心の法則」と言いますが、「唯心所現」という仏教のことばをもって説明されています。すなわち「唯」「心」「所」「現」と言う訳です。すでにご存じのこととは思いますが、生長の家創始者・谷口雅春先生は、次のようにお説きくださっています。

 事物の暗黒面を見てはならない。また他の暗黒面を見てはならない。更にまた自分の暗黒面をも見てはならない。暗黒面を見るとき、必ず自己の”心”の中に暗黒な事を描くことになるのである。(中略)暗黒面を見るかわりに事物の光明面を見よ、他の光明面を見よ、更にまた自己の光明面のみを見よ。光明面を見るとき、光明面のみが”心”に描かれ、”心”に描かれたものが増大し、具体化し、自分が一層明るい気持になり、運命が一層好転し、身辺に気持よきもののみがあらわれ、ついに自己の住む世界が地上の天国浄土となるに至るのである。暗黒面を見るよりも、光明面を見る方が余程楽であり、容易であり、気持がよいのに、何故多くの人々は光明面よりも暗黒面を見たがるのであろうか。彼らは心の法則を知らないからである。
(『新版 生活の智慧365章』175〜176頁)

 あなたは幸福であるのか不幸であるのか、あるいは健康であるのか不健康であるのか、また、収益を得ることができたのか損失を被ったのか、それらは皆、この「心の法則」による結果であると説かれているのです。物事に偶然はなく、また他の何びとの責任でもなく、すべてはあなたの心が招来した結果であるとの教えなのです。

 さて、あなたはどうですか。現在の境遇をどう感じておられるのでしょうか。「幸福である」とお考えなら、今の境遇をもっと喜び、周囲の人や物や事に心から感謝することです。そうすれば、さらに幸福になれるのです。反対に「不幸である」と感じておられる人はどうでしょうか。現在の境遇が「心の法則」による結果であるのなら、あきらめるほかはないとして、すべてをあきらめてしまうのでしょうか。いや、その必要はまったくありません。歎く必要もなければ、あきらめる必要もありません。今日、ただ今から、「光明面のみをみる生き方」を実践していくようにすればよいのです。

 生長の家総裁・谷口雅宣先生は、ご著書『日時計主義とは何か?』(4〜5頁)において、次のようにお説きくださっています。

 人間や人生の”善い面”を伝える報道や情報が枯渇している中では、次世代に希望や喜びを与えることはできない。教育の基本は「愛」と「信頼」と「明るさ」であるのに、「憎しみ」と「疑惑」と「暗黒」の情報が子供たちの環境を覆っていては、教育改革など絵空事である。まず、子供たちに一番近い親世代の人間が、人生と社会の「真実なるもの」「善なるもの」「美しいもの」を認め、讃美することから始めるべきである。親が人生に喜びを見出さずに、子が幸福を感じることなどできるはずがない。
 私のいう「人生の喜び」とは、収入の多寡や所有物の多さのことではない。他人と比較などしなくとも、自分の周囲に、そして自分そのものの中に、真実や善や美はあるのである。それを見出すための心の訓練が「日時計主義」である。


 如何でしょうか。この日時計主義の生き方について、信徒の皆さまが一層理解を深められ、ご家族の皆様ともどもに、いよいよ幸福な生活を実現されるよう願ってやみません。

 また、そのためには『日時計日記』の日々の活用を大いにお勧め致します。また、ほかに分かりやすい画像が盛り込まれた『二百字日記1』も用意されています。『日時計日記』や『二百字日記1』には「明るい日々の喜び事」を記録し、大いにその喜びの日々を拡大され、過ごしていくための日記です。生長の家の信徒・詩友の皆様方は言うまでもなく、ご家族やお友達にも大いに購入や活用をお勧めいただきますようお願い申しあげます。
 
 
  

 公開Facebookグループ「P4U―ウクライナに平和を」

ウクライナ支援イベント「P4U―ウクライナに平和を」
「P4U―ウクライナに平和を」趣意書pdf
 このグループは、生長の家が開催しているイベント「P4U―ウクライナに平和を」を紹介します。(P4Uとはピースフォーウクライナの略語です)
 このイベントはウクライナ支援イベントとして生長の家国際本部が企画。ウクライナのことを知り心を寄せる人の輪を広げ、支援活動につなげます。
 既に多くの団体が支援募金を呼びかけ、生長の家でも募金活動を開始。私たちはさらにウクライナの国・人々をよく知ることが重要だと考えています。本当の意味での支援を実施するには、その相手を知ることが重要と考えるからです。※趣意書参照

【やってみようアクション5】
  1. ウクライナの歴史・文化・芸術について書籍・新聞・ネットで学び、心に残ったことを投稿する。
  2. 自転車でウクライナの国旗の色、青と黄色のある風景・建物・看板・モノなどを探し自転車と一緒に写真を撮る。
  3. ウクライナ料理やそのアレンジ料理に挑戦する。肉を使う料理の場合は別の食材で代替しレシピを共有する。
  4. 食料不足で苦しむウクライナの人々を想い一汁一飯を実施、浮いた食事代を募金に充てる。
  5. ウクライナの伝統工芸品作成に挑戦し、同国の国旗に使われている色でクラフトする。

【参加方法】
 Facebookを利用している方であればどなたでも参加出来ます。Facebookホーム画面でP4Uを検索、生長の家のグループであることが確認出来たら参加ボタンを押して下さい。参加をお待ちしています。

 

世界平和の祈り(新バージョン)

世界平和の祈り

神の無限の愛、吾に流れ入り給いて 吾において愛の霊光燦然と輝き給う
その光いよいよ輝きを増して 全地上を覆い給い
すべてのウクライナの人々の心に、 すべてのロシアの人々の心に
そして、中東のすべての人々の心に
愛と平和と秩序と中心帰一の真理を満たし給う

神の無限の愛、吾に流れ入り給いて吾において愛の霊光燦然と輝き給う
その光いよいよ輝きを増して全地上を覆い給い
すべての人々の心にそして、すべての動物、植物、菌類の御中みなか
愛と平和と秩序と 中心帰一の真理を満たし給う