生長の家の教えとは

人間・神の子、罪本来なし

生長の家の教義は「唯神実相哲学」(ゆいしんじっそうてつがく)とも呼ばれ、その中心思想は「タテの真理」と「ヨコの真理」に大別できます。「タテの真理」とは、人間は本来、神の最高の自己顕現であり、如来であり、無限の生命、無限の知恵、無限の愛、その他すべての善徳に満ち満ちた久遠不滅の存在であり、これが人間の実相(本当のすがた)であるということです。従って人間の原罪を否定し、罪の存在を否定します。そしてキリストだけでなく、すべての人間が神の子であることを認めます。

環境は心の影

「ヨコの真理」とは、現象界(現実の世界)は唯心所現の世界であり、心に従って自由自在に、貧でも、富でも、健康でも、不健康でも、不幸でも、幸福でも現すことができるということです。従って真理を知り、実相の完全さを信じてこれを観ずるなら、一切の不幸や病は消えて、完全な至福の世界が顕現することを明らかにし、そのための原理を「心の法則」として解明しています。


万教帰一

また「タテの真理」「ヨコの真理」とともに重要なのは、「万教帰一」の真理です。すべての正しい宗教は本来、唯一の神(創造神)から発したものであり、時代や地域によってさまざまな宗教として真理が説かれましたが、それらはすべて本源の神の救いの光線であり、すべての正しい宗教は、その根本において一つです。これを理論的に明らかにするだけでなく、それぞれの宗教が、その始まりにおいて持っていたみずみずしい力を復活させ、現代に生きた真理として蘇生させています。

(宗教法人「生長の家」HPより引用)