教区機関紙『大分生長』(令和5年2月)

宇宙の主人公になるには

 大分教区教化部長代行  渡邊 隆


 合掌 ありがとうございます
 宇宙の主人公になるには神想観こそは最高の方法と言えるでしょう。なぜなら神想観は一直線に「実相」を観る「実相観」で、すぐに幸せになることができるからです。例えば「どうかこの子の病気を治して下さい」という祈りは「実相観」ではなく、「病気観」ですね。

 これまで多くの宗教が祈りの素晴らしさを説いてきましたが、世界はあまり良くなったとは言えません。それは祈りが現象を認める「欠乏観」「病気観」になっていたからです。

 この意味では人類は「現象観」からいよいよ「神想観」、実相を観る時代へと入りつつあるのです。神が創造されたままの第一創造としての実相世界を一直線に観るようになると、現象的にも実相世界の十全な相が現れはじめ、円滑なことが起こり始めるのですね。
 特に親は子供さんがいつも神様の愛の光に包まれている光景をイメージするといいでしょう。
 また今、体調のすぐれない方はご自分の実相を「久遠の神」としてその実相を一直線に観るのです。必ず光り輝く実相が現れます!! なぜなら私たちは始めの始めから神の子であり、体調が悪いというあなたは偽物(ニセモノ)のあなた、ウソのあなただからです!
 今、今、絶対健康、完全円満な神の子としてもっと喜んでいいのですね。あの太陽もいつも光り輝いています!


☆ 宇宙への注文書

 さて、宇宙は感受力豊かなラジオ・セットみたいなものであり、私たちのコトバに鋭敏に反応しています。谷口雅春先生は「宇宙は耳である」とも説かれています。
 この宇宙と私たち神の子の関係はアラジンとその魔法のランプのことを思い出すと分かりやすいでしょう。
 アラジンが魔法のランプを取り上げ、埃を払うと、ジニーという巨人が現れます。そしてこう云うのです。「ご主人様! あなたの願いを叶えましょう!」と。つまり宇宙がジニーであり、あなたは神の子のアラジンだと云うわけです。
 例えばAmazonに本を頼めば必ず届けてくれることを私たちは信じて疑いません。そのように正しくリクエストさえすれば宇宙たるジニーはご主人さまの言った通りになんでも届けてくれるのです。

 万が一、弱音を吐いてもそれを消す方法があります。それは「今の言葉はキャンセル、キャンセル」と言えばいいんですね。そして肯定的な言葉に言い直しすればよい。言葉は言わば宇宙に注文書を出しているようなものです。
 今、体調の悪い方は「病気を治して下さい」と注文書を出すよりも、「私は神の子だ!!  既に健康だ!!  ありがとうございます!!」と感謝すればいいのですね。
 すると神の国に実在している“無限健康”がそのまま地上の世界にも映し出してくるのです。
 要するに私たち「神の子」は創造主であり、既に実相世界に与えられている健康や富に感謝して先に喜ぶといいのですね。


☆ 当たり前をゼロにする感謝を

 この感謝には不思議な働きがあります。例えば当たり前のものに感謝していると、すぐに幸福になれるのです。すなわち身近にある「空気」「太陽」「水」「植物」「動物」「微生物」「ごはん」「住居」「家族」などをリストアップして感謝するのです。

 最近の科学の発達によって、私たちの肉眼では見えない世界の真実が少し分かって来ました。
 NHKの番組【超・進化論(3)「すべては微生物から始まった〜見えないスーパーパワー〜」】で紹介していましたが、私たちの口の中にはなんと2000億もの微生物がいて働いてくれているのです。
 身体全体では約3万種類、数千兆個の微生物で埋め尽くされているといいますから、私たちはまさに微生物と同棲しているのですね。しかしながらこの大切なパートナーに感謝したことはあったでしょうか。
 私達が毎日のように出す排泄物(便)は何からできているか、というと・・・食べ物の残りかすはおよそ5%にしかすぎず、腸内細菌の死骸が10〜15%も入っています。
 その他の割合は水分が60%、腸壁細胞の死骸が15〜20%となっています。実は私たちのお腹の中には100兆個以上の腸内細菌がいて消化活動にあたってくれているのです。とすると、出て行った便にも感謝をする必要がありますね。
 私はいつも感謝合掌して見送るようにしています。この微生物のように私たちは実にたくさんの生き物に支えられているのですね。

何か問題が出てくる時はその支えてくれているものに感謝していないことを教えてくれているのかもしれません。
 特に私をはじめ組織のリーダーにあたる方は自分を支えてくれている方達にいつも感謝する必要があるようです。
「汝ら天地一切のものと和解せよ」で始まる「大調和の神示」では全てのものに感謝して和解したら、全てのものが味方になり、敵がなくなると説かれています。もし敵や問題が現れるようであるなら、次のように省みる必要もあるのです。
「汝が何者かに傷けられたり、黴菌や悪霊に冒されたりするのは汝が天地一切のものと和解していない証拠であるから省みて和解せよ」。
 黴菌と書かれているところをコロナウイルスと置き換えて読んでもいいでしょう。
 特に万物の霊長たる「神の子・人間」が自分達を支えてくれている生き物たちに感謝しているか、どうかは大きな鍵を握っているのです。