今回のブックレビューは、
*** 『霊供養入門(セット製品)――運命は改善できる』 谷口雅春(講話・著) ***
*** 『よろこびの先祖供養』楠本加美野(編著) ***
です。内容を一部抜粋してご紹介します♪♪
霊供養入門(セット製品)――運命は改善できる
講話・著者:谷口雅春

高級霊による霊的原型の修正(p.52~54)

その予言がデタラメであろうが、実際その予言者が超能力をもって、すでにその来るべき運命の霊的原型を直感して得た予言であろうが、それが凶運である限り、その運命を修正したいのは何人もの同じ願いであると思う。ここに運命を構成する要素の第三であるところの“神”又は“高級霊”の出動がある。すでに“霊の世界”又は“心の世界”には事件の原型が出来上がっているのであるから、その光景が現実世界に映写されるべく待機している運命のフィルムを、“神”又は“高級霊”によってその現実化以前に、好運の方向に修正して頂くほかには、“凶運の霊的原型”を修正する方法は無いわけである。
そのような修正をお願いすべき相手は“神”又は“高級霊”であるが、“神”は“祈り”によって心を左右されて、相手に恵みを垂れたり、恵みを与えることを差し控えたりされるような“愛憎の念”の持主ではないのである。しかし純粋に“正”と“義”をもって立ち給う“神”に、われわれの心が振り向く気持になったときには、祈る人自身の心が浄まる。その心の浄化の程度に従って、浄化せる心の持主である“高級霊”の心に、祈りの念願が達して、高級霊の加護の力が動き出すことになるのである。 それらの高級霊は“霊の世界”に住んでいるので、“霊の世界”に在って、まだ現象世界に移行していない凶運の霊的原型を破壊したり、修正したりすることができるのである。それは、あたかも上映前の映画フィルムを点検して、その映像の“悪い部分”をカットしてから映画館(現象界)で上映されるようなものである。
よろこびの先祖供養
編著者:楠本加美野

会社の繁栄と先祖供養 (p.62~64)

樋口社長が日本航空で大阪へ行こうと思ったところキリンビールの会長と社長に飛行機の中で乗り合わせた。二人は高野山へ行く途中であった。「十年前に会社の供養塔を立て、それ以来いいことばかりなんです」との事であった。そこで樋口社長は各会社の供養塔を調査した。供養塔が集中的にあるのは四天王寺と高野山であった。調査してびっくりしたのは、供養塔のある会社で、現在栄えてない会社は一つもないということであった。松下電器にしろ、日本生命にしろ、名前を挙げたら切りがない。それらの会社は、現在業界がいかに悪くても、みんな栄えている。もっとも「それは会社がだめになったので、無縁としてどこかに持っていかれたのではないか」という人がいたが、高野山に聞いたら、そういうことはないそうだ。
そこでアサヒビールも発祥の地である大阪郊外の吹田の山の上に、記念碑、供養塔「先人の碑」というものを立て、ねんごろに供養したのであった。かなり立派なもので、一本は特約店、小売店、飲料店さんで、ご遺族が祭ってくれといわれる方をお祭りし、もう一本は従業員、先輩の霊を慰めるために祭った。以来、アサヒビールの躍進が始まったというのである。 勿論、先祖供養だけすればよいものではない。繁栄するために先祖供養したのでは供養にはならない。繁栄の条件として大切なのは、先ず、今与えられているものに感謝することである。アサヒが三十六年間、落ちに落ちてきたときに、それ迄社を支えてくれたのは特約店、小売店の方々であるから、その方々に
感謝してその方々の先祖を供養する。
今働いている従業員に感謝して、その方々の先祖を供養する。今日まで、アサヒビールを支えてきた先輩の霊に感謝して供養する。その精神で供養したのであった。
次に大切なのは愛念である。多くの人に喜んで貰おう、お役に立たせて頂こうと願うのが「愛」である。アサヒビールが多くの方々に喜んで飲んで貰うためにはどうすればよいか。これが愛念である。そのために全社員一丸となって創意と工夫と努力を重ねたのである。この感謝と愛念があれば必ず事業は繁栄するものである。アサヒビールの繁栄もそれ以外の何ものでもないのである。
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