新天地
新天地 2025年6月
教化部長 各務 洋行
『飛鳥讃歌』で人生を謳う心を
紫陽花も綺麗に咲いていますが、世界平和実現の為、日々『人類同胞大調和六章経』『万物調和六章経』読誦、「世界平和の祈り・新バージョン」を実修し「地球社会貢献活動」を推進下さっています事、厚く御礼申し上げます。
先月のゴールデンウィーク、皆様は如何お過ごしだったでしょうか。私は先ず両親のいる名古屋に行き四家のお墓参りをし、その後妻と子供達のいる東京に行き、のんびり過ごしてきました。しかし何と有り難いことか。自分でやらなくても食事は出てくるし洗濯もしてくれる。単身赴任生活をするとこの有り難みをしみじみと感じます。
妻は今回購入したスポーツタイプのママチャリに乗り、私は昨年買った3女のスポーツバイクに乗って2人で近くをミニサイクリングしました。坂も楽に登れるなど楽しい時間を過ごしました。次回は少し遠乗りもしたいです。(お盆の頃位かな)
ゴールデンウィークの初日(4月29日・祝)、今年2回目のオープン食堂を開催。天候にも恵まれ、多くの方が来館されました。入口に設置した人と食を結ぶ「ムスビのドア」で迎えると、次々と入って来られ131名もの方が利用され、その内新人は90名(他会員41名)とこれまでの最多となりました。1階はすぐに満席になり、6階の食堂も席が埋まり、特に20歳代前半と思われる若い人(コーラスグループ)が多く、「学食みたい」との声もありました。通りの人をはじめ、近所の常連さん等いろいろな方に利用して頂きました。
用意した食数は145食で運営委員(職員含む)約50食の不足分はお弁当等で対応しました。今回は2週間前より玄関に張り紙での案内(見入る人もいました)による効果もあったと思われますが、更に次回からはYouTubeやgoogle等のネットでも案内(約2週間・本部提供)が始まります。当日の効果は分かりませんが、多くの方に伝わり、裾野が広がると嬉しく思います。
メニューも食欲をそそり(高野豆腐スティックと桜エビとエンドウ豆のご飯、新タマネギ漬け等)、一式おかわりを希望する人もいました。やはり美味しさが常連さんをつくるのですね。そして会場の雰囲気が良い。明るくて皆を包むようで、オープン食堂の使命「宗教的愛の実践」が展開していると感じます。
「1人1人に愛の御光が燦々と流れ入り給う」との開会の祈り、そして講師会の運営委員祝福の祈りも館内に充満していたと思われます。皆様、誠に有り難うございました。ゴールデンウィークの半ば(5月2日)には、大阪教区の3年スパンの運動目標が本部承認されました。「数より質」への転換をはかる大きな一歩です。普及誌購読者や聖使命会員などの目標数は無く、地球社会貢献活動を積極的に進めて、その中で「傾聴」「救い」から「人材養成」へと繋げていくものです。
そもそも生長の家は「人類光明化運動」としてこの地上世界に「大調和の世界」を現す目的で始まりました。人材養成はその為の手段でした。ところが手段(人材養成)が先行して目的(本願)が後になると目的が進まない。「行ありて願なきは仏の魔事なり」です。だから地球社会貢献活動で直接「大調和の世界」を現出することを先行する。つまり今年からの運動は本来に戻ったと言えます。
運動目標の概略は下記に紹介していますが、詳しくは各組織から発表があります。その運動と同時に新しい讃歌『飛鳥讃歌』が2025年5月16日に発刊されました。この讃歌は総裁・谷口雅宣先生が「谷口清超大聖師十六年祭」(2024年10月28日)にて、清超先生からの薫陶を受けたお陰で生まれたとお話しされました。また清超先生は「不幸な出来事や失敗があっても人生が“魂の訓練場”であることが深い意味で素晴らしい」と説かれている。その「人生讃歌」とも言えるメッセージを『飛鳥讃歌』として表現されたと示されました。(機関誌『生長の家』2024年12月号6頁〜要約)
この『飛鳥讃歌』をプロモーション(宣伝販売促進活動)する「飛鳥大使」が全国で40名限定で決まりました。大阪教区は花光義正・相愛会副会長です。早速、一日見真会・先祖供養祭(5月11日開催)、地方講師研修会(5月17日開催)をはじめ、相愛会行事で読誦行を実修するなど、大いにプロモーションされています。納品数はまだ3百冊ですが、購入出来ない方は、しばらくは掲載されている機関誌『生長の家』(2024年12月)をご活用下さい。
『飛鳥讃歌』は内容がこれまでの讃歌とは違う。まさに人生ドラマです。「一即多・多即一」の真理を感得する為に書かれたと、日本教文社の案内には以下のように紹介されています。
「子を堕胎し、苦しみの末に尼僧となった母・有彩(ありさ)と、霊界から現れた息子・有児(ゆうじ)の和解と対話の物語を通して、すべての人に「一即多・多即一」の真理と、争いの不用無用を感得せしめる長編詩を典雅(てんが:上品なさま)な経本として発刊」とあります。
何と言っても前半の有彩と有児の問答は今までに無いものです。以下概要です。
尼僧・有彩の脇の下より異形の童(わらべ)滑り出て言う。「何故、堕胎した」と。かつて堕ろした流産児だった。尼僧は背を向けて懺悔する。しかし童は霊界で霊の師匠から導かれて母の精進を見ていた。そして母を敬い慕う気持ちになっていた。童言う。「自分を抱いて欲しい」。母は両手で抱きしめる。でも名前が分からない。「おお、吾が子、私を赦して」。童言う。「今お母さんに抱かれて、お母さんと一つになった。御仏と一つになった」。すると異形なる童の外面が流れ落ちて立派な青年の姿に変わる。青年が母に言う。「名前を付けて欲しい」と。母は「有児」と名付ける。
以上が和解の部分です。これを読んで、昨年から実修している「流産児供養祭」のことを思いました。愛と感謝の時間では、座布団を子供に見立て「ごめんなさい」と懺悔して両手で抱きしめます。勿論名前も付けて。有児のようにきっと心が満たされて、立派な青年(女性)に生まれ変わると思われます。反対に放っておくと、霊界で「何故堕ろした」と目の前で問い詰められるかも。讃歌の最終「自他不二」では、母子一つになって「一即多・多即一」の真理を感得するようになるのですが、それには前段階で、和解と感謝が必要という事でありましょう。
これからの運動では、教えに興味を持たれたら「傾聴」して丁寧に地域組織に案内します。その時、それぞれの「人生ドラマ」を理解する。同悲の心は人を癒やす。そこから「救済宗教」としての役割が果たされてくる。新しい運動目標を達成する力になってくる。『飛鳥讃歌』を読誦して「人生ドラマ」を謳いましょう。人生を謳う心を養いましょう。
大阪教区運動目標決定
今年度「2025年度大阪教区の運動目標と運動を担当する部」が決定致しました。(5月2日に本部承認)「数から質」への転換の出発となる運動目標で、3ヵ年(2025年度〜2027年度)と、そのための今年度重点的に取り組む活動、必達レベルの目標を掲げました。
今年度は残り半年ですが、質的な運動目標のために前進して参りましょう。










- ○3ヵ年運動目標 具体的な「努力レベル」の運動目標
・地方講師合格者3名以上、教化員昇格者20名以上
・社会貢献活動で他団体から信頼を得る
フードバンクに活動、自治会等の清掃、募金活動
・芸術表現で他団体から評価を受ける
俳句、絵画、生け花等 - ○今年度「努力レベル」の目標達成に向けて取り組む活動
・PBSミニイベント/イベント
・一汁一飯
・被災地支援
・植樹植林
・募金、フードバンク支援
・P4U
・清掃奉仕
・俳句、絵画
・講師試験と昇格に向けた小論文
・誌友会、練成会など合計23活動 - ○今年度「必達レベル」の運動目標
・講師試験「準教務」への受験希望者が7名以上
・教化員昇格に向けた小論文の提出者が10名以上
・オープン食堂、今年度8回開催
・自然の恵みフェスタ開催
・練成会プログラムに「一汁一飯」「清掃奉仕」を入れる
・PBSミニイベント/イベントを開催し、俳句、絵画、クラフト、P4Uを実施
・各種行事で各募金箱を設置する。その他8つの目標 - ○運動の重点目標を担当する「部」
・白鳩会:9部、相愛会:10部(詳細は各組織で)
飛鳥大使・花光義正さんから一言
新経本『飛鳥讃歌』が発刊されました。
生長の家総裁・谷口雅宣先生が谷口清超大聖師への敬愛と人間讃歌を経本として纏められました。手作り調製にて、全文ルビ付きの読みやすい経本です。尼僧有彩とその子有児との対話が告白、懺悔、和解そして魂の救済へと至る感動的内容です。日々、読誦しては救いとしての宗教の意義を確認するためにも、手元に一冊、必携の経本です。
一日見真会・先祖供養祭が(5月11日)開催されました

讃歌の前半部分、有彩(尼僧・母)と有児(童・流産児)の問答は今までに無い内容。
尼僧脇より童出て言う。「何故堕胎した」。尼僧の母背を向けて懺悔。童「自分を抱いて欲しい」。母は両手で抱きしめるも名前が分からない。母「私を赦して」。童「お母さんと一つになった」。すると童立派な青年に変わる。青年母に言う。「名前を付けて欲しい」。母「有児」と名付ける。
上記の内容を紹介してこれは座布団を抱いて懺悔する流産児供養祭と同じ。供養祭(5月28日開催)にご参加下さい。(放っておくと霊界で問い詰められるかも?)
霊位が違うため、先祖の霊牌は報恩感謝、流産児の霊牌は愛と真心(親が招霊する場合は懺悔も)で招霊されました。(『求道と伝道のために』255頁参照)
御祭終了後、教化部長の挨拶では、「ずっしり重みを感じました。きっと新しい御霊様が目覚められたと思います。」と、話されました。その後は青年会による笑いの練習、相愛会・中野純一さんの「喜びの体験発表」、花光義正・飛鳥大使による『飛鳥讃歌』のプロモーション、そして各務教化部長による講話では、愛と懺悔による流産児供養の大切さを『飛鳥讃歌』を使って話され、流産児供養祭(5月28日開催)の参加を促されました。

長部彰弘
相愛会連合会長



心を込めた焼香をされました

房本喜久美
白鳩会連合会長
喜びの発表

中野純一さん 聞こえる〜!

すると自身の耳が聞こえるようになった信仰体験。