生教会

生教会だより 2025年6月

生教会会長

 合掌 先日、ネットに掲載された素晴らしい事例を紹介させて頂きます。
 学校帰り、雨が降っていたある日、担任は傘を忘れた児童に学校の傘を使うかどうか聞いたところ、走って帰ると言うので、そのまま帰宅。しかし、途中から雨が強くなり、帰宅時には児童はびしょ濡れになった。すると、母親が学校に怒鳴り込んできて、「なんで雨が降っているのにそのまま帰らせたのか!」と。

 担任は「日頃、自分で決めて行動することを指導しているので、“走って帰る”と言う本人の判断を尊重した」と伝えるが、母親は全く聞く耳を持たず、怒りはそのまま「風邪をひいたらどう責任を取ってくれるのか! 謝罪してもらえるまで私は絶対許しません!」と担任にぶつけられたそうです。そんな折、教頭先生が優しい言い方で、次のようなことを話されたそうです。

 「雨に濡れて帰ってきてとても心配されたでしょう。子どもが風邪をひくと予定が崩れて大変で、その気持ちはよくわかる。お子様のことやお仕事など日々忙しくされてきっとそれは子どもさんにも伝わっているのでしょう。この間、担任が“○○君はすごく優しいし自分で決めたことに芯を持っていてすごい”と話してた。お母様の愛情と担任の指導が彼のそんな姿につながっていると思う。そんな彼なら傘を持って登校するかどうか自分で考えて決めることができるはず。次からはお母様から一声かけて送り出してあげてくれませんか?」と。

 そうすると母親は、険しい表情が消え、笑顔も見えるようになり「はいそうします。すみませんでした。」と、謝罪し和解したという記事です。

 素晴らしい傾聴の事例だと思いました。こういう場面では、自分を守りたくなり、相手のことを理解するということが後手に回ることで、問題が悪化することもあろうかと思います。教員の皆さまだけでなく、この教頭先生のように、相手の話をよく聞いて共感し、否定せず、適切なタイミングで質問しながら、あいづちを打って共感を示して、様々な方と信頼関係を築いていきたいものです。

再拝

 

 

6月度 生教会役員会のご案内

◆ 日 時 : 月 21日(土) 10:00 〜
ZoomZoomにて開催いたします。

 

 

幸せを運ぶ教育フォーラム(4月26日)・園長会議が(5月11日)開催されました

幸せを運ぶ教育フォーラム開催


講話担当(佐々木あづま講師)
事例発表(小川智子講師)
 4月26日(土)“神の子のいのちを引き出す教育法”と題し佐々木あづま・あべの生命学園園長よりご指導いただきました。当日は24名の方が参加し、教育事例を交えながら、生命の教育の素晴らしさや褒めることの大切さについて学びました。講話に深く感動され、涙を流されている参加者の姿も見られ、あたたかな雰囲気に包まれた時間となりました。

生命学園園長会議開催

 5月11日(日)生命学園園長会議が開催されました。各園より今年度カリキュラムの発表や活動報告の時間を通じて、日頃の取り組みを共有しました。各務教化部長からは、青少年育成の重要性や社会貢献の素晴らしさについてご指導があり、深い学びを得る時間となりました。今後の生命学園運営に向けての充実した会議となりました。

 

 

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