真理への道はただひとつ
「人間は神の子だ」ということである

千葉の灯(せんようのともしび)2025年6月

聖使命会員は素晴らしい! それは神様とパイプをつなぐことです

教化部長 三浦 晃太郎
教化部長 三浦 晃太郎 「真理への道はただ一つ、人間は神の子だということである」
 人は皆、両親のもとにこの世(現象世界)に誕生し、凡そ百年余、肉体を駆使して人生を謳歌します。縁あって生長の家の教えに触れた人は本当に幸せです。人間の肉体はやがて死滅する時を必ず迎えます。が、肉体は滅しても永遠に生き通している本当の自分(実相)が存在することを、人間の実相は肉体ではなく、永遠不滅の「霊的実在」、“人間は神の子である”ことを学ぶことにより、真の生き甲斐のある人生を歩むことになります。

 この世(人生)において、私たちが日々体験する、うれしいことや悲しいこと、苦しいこと、辛いことなど、生老病死に関わるすべての出来事は、実は自己の実相なる魂を磨く機会であると知るからです。この真理を“生活に生きる”ことによって、確実に幸福な人生を歩むことが約束されます。どの道を歩むか、まさに人生の幸・不幸の岐れ道です。

 日々読誦される『聖使命菩薩讃偈』には、『(前略)たとい過去の一家一門悪業多く重なりて悟りの障りとなるべき因縁ありと雖も、ひとたび聖使命を感得して菩薩の位に進むとき、その功徳あまねく無尽の法界に充満して、一門家族親族縁族の面々の悪業は消滅し、すべての悪因縁は解脱せしめらる。(後略)』と、教示されています。この教えから聖使命会員(聖使命菩薩)となられて、光明化運動に尽力されることにより数あまた多の福音がもたらされるものと考えます。

 ご存知のように、生長の家の運動は、顕幽両界の協同運動です。現象界の私たちと、霊界に逝かれた御霊様と相携えて推進していく運動です。聖使命会員すなわち聖使命菩薩となり、霊宮聖使命会員となられることが、どんなに素晴らしいことなのか。『本来生、不滅の神示』の講義には、次のように教示されています。

 『(前略)生長の家は、これは人類最後の最高の教えをするところでありますから、ここに集まっていらっしゃる人達は、霊魂の高い素晴しい人ばかりなのであります。ですから聖使命菩薩として本尊の前に、その誠魂をお祀りしているわけであります。即ち皆さんは、既にその魂が菩薩たる階級の人で、人を救う使命をもっていられる方が集まって来ておられるわけであります。

 救うといっても色々あって、病気が治るのも救いでありますし、貧乏で弱っているのを金が儲かるようにしてあげるのも救いだし、社会の下積みになっている人が世に出られるように導いてあげるのも救いですけれども、そんな事は結局一時的救いであります。病気が治ったにしてもとゞのつまりは人間はやがて死ぬでしょう。貧乏が治って財産を積んでおっても冥途へ行く時にはその財産を棄てて往かんならんでしょう。だから、そんな救いは永久の救いではない。本当の救いというものは、「人間は神の子である。老朽せざるを人間という。病まざるを人間という。真清浄真無垢なるところの神のいのちそのものが人間だ」ということを自覚させて永遠に朽ちざる生命の自覚を与える宗教が一番素晴しい宗教であり、この最も高い救いを与えるのが生長の家であるのであります。

 そういう真理がこの神示には示されているのであります。すなわち、「本来生、不滅、本来、清浄真無垢なる人間の実相を知ったとき汝らは歓びに満たされて手の舞い足の踏む所を知らないであろう」と示されている所以であります。』

 この神示から学ぶことは、
  1. 「人類最後の最高の教え」として、生長の家が出現したことが明記してあること。
  2. 聖使命菩薩の魂の高さについて説かれていること。聖使命会員は、観世音菩薩や文殊菩薩、普賢菩薩、勢至菩薩と同じように、聖使命菩薩として呼称される尊い存在であること。
  3. 本当の救いとは何かについて明示してあること。
  4. 具体的には、聖使命菩薩となることが永遠に朽ちざる救いとなること。

 「千葉の灯」の読者の皆さんが、日々、人類光明化運動・国際平和信仰運動、“自然と共に伸びる”運動の一層の進展を祈ってくださっているお陰で、千葉教区の光明化運動は、着実に進展しています。心から感謝申し上げます。価値ある人生を、明るく、楽しく、そして豊かな心で、一歩前進しましょう!

 

 


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