千葉の灯(せんようのともしび)2026年10月
世界の人々、万物を祝福する活動をしよう
教化部長 小池 聖明
去る8月13日の千葉豪雨により県内の多くの方が浸水により被災されました。
亡くなられた方々のご冥福を祈り、被災されました皆さまの心と生活の平安と、被災された皆さまが元の生活に戻ることができるよう心よりお祈り申し上げます。
○地球社会の一員として
9月以降も、日本各地で大雨による浸水被害が相次いでいます。ネパールでは、氷河の崩壊等による大規模な土石流に遭われて多くの方が犠牲になりました。
ネパールのカナル外相は9月1日に公開された地元メディアとのインタビューで、同国に甚大な被害をもたらした土石流の遠因に気候変動があるとして、温暖化ガス排出量の上位3カ国である中国や米国、インドに対し補償を求める考えを示しました。カナル氏はネパールの同ガス排出量はごくわずかにもかかわらず、気候変動の「究極の代償を支払っている」と憤慨しているということです。(日本経済新聞ウェブサイト9月2日版より)
私達は、先進国の化石燃料の過剰使用は地球温暖化を促進させ、海面上昇等により貧しい国に悪影響を与え、又、資源の奪い合いに繋がることを総裁・谷口雅宣先生著の『足元から平和を』(2005年発行)を読んで学びました。そして、国や民族を超えてみな神の子・仏の子であり、地球上の動物・植物・菌類も神のいのちの現れであるという宗教心を軸に、私達の生活スタイルを自然と一体となったものに変えていく運動を展開しています。今、進めている地球社会貢献活動はその延長線にあります。
今夏の自然災害を“教訓”として、あらためて、私達の意識を地球規模にまで広げることの大切さを感じました。
○ 七重塔を通して万物調和を祈る
去る8月25日に国際本部は七重塔の設置基準を改定し、茨城、福島、大分の3教区に七重塔を設置することを決定しました。七重塔の「七」の数字は「すべて」と「完成」を表し、すべてのものが互いに衝突することなく、調和しながら繁栄している姿が神様の創造する本当の世界であるという願いが込められています。

小池聖明教化部長自書
『一切存在一体箋』 七つのお社には意味があり、例えば「七つの宗教」は、すべての宗教の神髄は一つであるという万教帰一を、「七つの生命」はすべての生命を表し、人類だけでなく動物も植物も菌類も神において一つであるということを表現しています。
私達は、七重塔を通して万物調和の実現を祈りながら、自然を伸ばす活動やオープン食堂をはじめとする社会貢献活動を進め、『一切存在一体箋』に実相を表す言葉を書写し、人と人、人と自然との調和の実現に向けて意識を拡大してまいりたいと思います。
○万物調和の想いを込めて
希望の種が、芽となり若木となり大木になるためには、私達は繰り返し、善業を積むことが大切です。ノーミートや地産地消の食生活を送る、自然エネルギーを利用する、物を大切に扱うなどの低炭素、省資源の生活を送ることは、“調和の想念”、“祈り”となって、対立から融和へ、奪い合いではなく与え合う世界が現れてくるのではないでしょうか。なぜなら、私達は万物と本来一つの生命ある存在だからです。『万物調和六章経』の34頁から引用します。
すべての生きとし生けるもの、在りとしあらゆる物ことごとくに“神の生命”が宿っており、そのすべてが私たちの生命と一体であるから、天地一切のものは、私たちの心の響きに感応して、或る結果をもたらすのである。
それゆえに、物質と見えているものでも、私たちがそれに感謝し、それに宿る神の生命を直視して祝福するならば、その祝福に感応するのである。果樹に感謝し、果樹を祝福するならば、豊かにして、美味しい果実がみのるのである。天候のごとき自然現象も、人の心に対して鋭敏な反応を示すものである。常にそれに対して感謝している人たちには、常に天候和順にして、その人に害を蒙らせることがなくなるのである。
千葉教区オープン食堂では、地域の方が参加されるようになり、みな笑顔で喜んでお帰りになっておられるという嬉しい報告を受けています。私達の祈りは、着実に社会に、そして自然界に響きわたっていると思います。これからも、世界中の人類と万物を心から祝福してこの運動をさらに前進させていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

