千葉の灯(せんようのともしび)2026年2月
美しい国・日本「建国記念の日」を祝して
教化部長 三浦 晃太郎
新しい年が明け、立春が過ぎると「建国記念の日」が訪れます。
今年は、神武天皇が橿原に遷都されてから2686年目を迎えます。2月11日は、日本国の誕生日、建国記念の日であります。誠におめでとうございます。
かつては「紀元節」と言っていました。現在は「建国記念の日」として、国民こぞって祝うべき日でありますが、この日を、国民こぞって祝うに至っていないことは、大変残念なことです。
「2月11日」というこの日は、日本の古典である『日本書記』などに、この国の始まりとして記されている日を、太陽暦になおしてさだめたものであります。日本国の歴史は、世界でも珍しく、国の始まりが“神話の世界”にまで遡らねばならないほど、永い歴史をもっています。
「2月11日」が“日本国の誕生日”である理由は、『日本書記』などに、初代の天皇である神武天皇が、奈良の橿原の地に都を定めたのがこの日だと書かれてあるからです。何千年の前のことは、そのことが正確な歴史的事実であるかということよりも、それが象徴する意味の方が重要と考えます。
日本国の誕生日を祝うときにも、その時の「建国の精神」を私たちがしっかりと把握しなければならないと思います。神武天皇が「八紘為宇」といわれた言葉が、日本民族の異民族支配というか、日本を中心とした世界国家をつくるという意味と誤解されたことがあります。
日本神話において、神武天皇を大和の樫原まで案内したとされ、導きの神として信仰されている「ヤタガラス」
『日本書記』には、神武天皇の東征のときの詔(みことのり)には、世界を統一するなんてことはどこにも書かれていません。「刃に血ぬらずして、虜(あた)必ず自ずから敗れなん」、悲惨な戦争をしなくても、相手は必ず自分から敗北するのであるということです。日本の建国の理想というのは、武力によって征服するのではないということです。そうではなくて「神の御心を背に負い奉って行けば、刃に血ぬらずして、人々はそれに従うだろう」ということであります。
“神の御心を実現する”ことの真意については、谷口雅春先生、谷口清超先生、総裁・谷口雅宣先生が、これまでにお教えてくださっています。
「人類光明化運動指針」の第5条には、「生長の家立教の使命が同時に日本建国の理念の現成にほかならない事を明らかにすべきである」と示されています。日本建国の精神を正しく理解するためには、それには神想観を常に怠らず、神様の御心を聞いて、その神の御心を人々に伝えることです。
生長の家は今、「神・自然・人間の大調和の世界」をめざして活動しています。これからも総裁・谷口雅宣先生のご指導のもと、心を一つにして、明るく、楽しく、運動を推進して参りましょう。

