千葉の灯(せんようのともしび)2018年 4月
信仰の喜びを大いに拡げていきましょう
教化部長 稙田 茂樹
最寄り駅までの通勤の道すがら、それまでの寒さに枯れてしまったのではないかと思われた草花たちが、枯れ木や枯れ草の合聞から綜色の顔を覗かせ、それぞれに小さな輝きをはなっています。この「千葉の灯」が皆さまのお手元に届く頃には、本格的な春の暖かさが桜の蓄を聞き、何処彼処に絶景の絵巻模様を見せてくれているのではないかと思われます。通勤の電車の車窓からも“桜の名所”と自分で勝手に決めさせていただいている場所が数カ所あり、今から楽しみにしているところです。春夏秋冬それぞれの自然界の営み、生命の神秘、神の真・善・美を讃嘆せずにはいられないところです。
さて、生長の家総本山で開催された団体参拝練成会(3月22日~25日)に参加の折の3月24日、顕祭殿に千葉教区からの全参加者が相集い、造化の御三神ならびに住吉の大神様の御前で講習会受講券の“浄め誠い”の御祭りを執り行わせていただき、総裁・谷口雅宣先生、白鳩会総裁・谷口純子先生ご指導の講習会に向け、心をひとつに推進活動の出発を祝うことができました。今後は教区の各組織において受講券奉戴式を実施し、4月半ば頃には第一線にまで講習会受講券がゆきわたるものと思われます。
特に、この度の講習会の推進活動においては、受講者目標の突破に先立ち、講習会受講券の頒布活動を幅広くすみゃかに展開してゆこうとの取り組みをおこないます。この取り組みは、できる限りの多数の方々に、まずは講習会の開催をお伝えするとともに、受講券の購入を通じて、一人でも多くの方に尊い人類光明化運動・国際平和信仰運動に参加していただき、神様とのご縁を強く結んでいただきたいと念願するからにほかなりません。大聖師・谷口雅春先生は、信徒の皆さまに講習会受講券を購入していただくにあたり、「神聖の自覚によって得る富」と題して、次のようにお説きくださっています。
(前略)あなたが霊的自覚を得るために講習を受けるとする。その受講に要する奉納金や旅費は一時はあなたの財布から支払われるけれども、支払った額以上のものが約一年のうちには必ず帰って来てあなたの財布の内に入るのである。神性を自覚するための「内部要請」は、内部の実相からの催しであるから、それに要する費用は、内部の神性(実相)が必ず調達して支払われるのである。(後略)
(『栄える生活365章』195頁より)
つまり、講習会受講券の購入は、神の子としての本性をあらわさんとするところの「内部要請」の発露であり、その「内部要請」は神に通ずるものであるから、それに要した費用分は、必ず神から与え返されるのであるとお示しくださっているのです。受講券の購入を通して、信徒・誌友の皆さまにお納めいただく受講奉納金は、一部が生長の家本部に納入されて教団全体の布教活動の費用となり、そのほかは、教区の講習会場の借用料や受講者の皆さまにご利用いただくバス代、さらには講習会の推進活動にかかる一切の費用がこの受講奉納金によって賄われるということになるのです。つまり、講習会受講券の購入は、そのままに御教えの布教伝道に参加するということであり、信徒・誌友の皆さまのまごころからの受講券の頒布活動と受講奉納金の納入とによって講習会運動が支えられ、生長の家全体の布教活動も支えられているということになる訳です。
大きな体験でもない限り、私たちは、生長の家の御教えをいただいたありがたさというものをなかなか感じることができないのかも知れません。しかし、1度でも講習会などで生長の家のお話を聞く機会に恵まれた人であれば、真理の言葉の力によって“ものの見方や考え方”に例え少しばかりであっても変化というものが生じてくることになるものです。すなわち少しでも心境がよくなれば、それだけ境遇もよくなってくることに間違いはないのです。これが唯心所現の心の法則であり、ここに真理を聴聞するところの得難い喜びもあるのです。
生長の家の講習会は、宇宙を貫く神意が具体的に地上に展開した行事であり、様々な問題や悩みを抱えた現代の人々に、人生の指針を与える万人に開放された最高の“真理への門”であると言うことができます。これまでに講習会を受講して真理の言葉に浴し、あるいは感動に涙して、一体どれほど多くの人々の人生が救われてきたことか、はかり知れません。また、推進活動に取り組まれる信徒・誌友の皆さまにとっては、ひたむきに推進活動に取り組む中から、対象者を受講者へと導き得た喜びは何ものにも代えがたいものがあり、その功徳にいたっては、これまた、計り知れないものがあることは言うまでもないところです。
お1人でもお2人でもよいのです。縁ある人々に積極的に声をかけ、講習会の受講者へと導くよう、共に尽力してまいりましょう。よろしくお願い申し上げます。