真理への道はただひとつ
「人間は神の子だ」ということである

千葉の灯(せんようのともしび)2022年 9月

神はただ進歩である、前進である

生教会会長 柴崎直子
生教会会長 柴崎直子  この夏は厳しい暑さ、桜島の噴火、線状降水帯による短時間の年間降水量に匹敵する雨による水害など、日本各地、世界各地で異常な自然現象が続いています。
 また、連日、報道される世界情勢には日々に胸が痛みます。
 産業革命以来、地下資源エネルギー、原子力エネルギーをふんだんに使いつつ急速な発展を遂げて造られた文明の恩恵を受けて育ってきた私たちにとって、これまでの生活を変える「捨」の実践はなかなか難しく、その“ツケ”が一気に現れた感がします。

 さて、今の子どもたちはどうでしょうか?生まれた時から既に世界的に困難な状況に出合っています。この時代を選んで生まれてきた子どもたちは、やはり、それぞれに大きな使命を持って誕生してきたに違いありません。

 では、その様な子どもたちに私たち大人は何をしてあげればよいのでしょうか?
 私は次の3つを考えてみました。

  1. 子どもたちを全面的に応援し、「人間神の子無限力」の真理を伝え、その力を引き出す。
  2. 私達大人がこの地球温暖化の防止、世界平和の実現に向け、一歩一歩前進する姿を見せる。
  3. 神様の世界は「善一元の世界」だと伝える。

 谷口雅春先生は、聖経『真理の吟唱』「至福無限を呼び出す祈り」の中で、こう教えて下さっています。

 わたしたちは毎朝夕、神想観を行じて、心を神に振り向けてひたすらとなり、神より新しき生命を受け、愛を受け、智慧を受け、それに培われ、養われ、護られ、導かれているのである。神はただ進歩である。前進である。私たちは背後を神に護られて進むのである。だから、わが為さんと欲することは必ず成就するのである。私たちは、今後、決して「できない」ということを言わないのである。「できない」のは「できない」のではない、「しない」のである。私は今より「できない」精神を棄てたのである。私はできるのである。不可能はないのである。

 私たちは有り難いことに、総裁・谷口雅宣先生が“森”から「自然と調和した生き方」のお手本を見せて下さっています。また、「造化の御三神」を勧請され、本源の神様を私たちが日々、意識できるようにお示し下さったことは本当に有り難いことです。
 以前、総裁・谷口雅宣先生は「生長の家の教えは生え抜きの情報だ」とお話下さったことがあります。情報が氾濫する現在、私たちが戸惑うことなく、灯を掲げて下さっていることに感謝です。しかし、それだけで満足してしまうのではなく、1人でも多くの方々に賛同していただけるようお伝えすることが使命だと、確信しているところです。

 7月末、「子ども広場ネットフォーラム」が開催されました。終了後、参加した3 歳のお子さんがおうちの方に「いらない電気は消すんだよ」と言っているそうです。手作りの万華鏡を覗いて宇宙を感じ、「自分は宇宙のかけがえのない存在」であり、また、宇宙全体のことを考えていく。また、家中の電気を消して、手作りのランタンを照らすことで、限られたエネルギーを大切に使い、そのことが地球を守る一つの行動になることが、3歳のお子さんの心に響いたということは、未来の希望を見せて頂いた思いです。

 さあ、大人たちも子どもたちも、皆それぞれの場で知恵と愛と力を出して、励ましあいながら、この地球を、地球の仲間たちを守る行動を更に進めて参りましょう。

 

大自然界に“与える愛”を実践しましょう

教化部長 稙田茂樹
教化部長 稙田茂樹 酷暑の夏がやってまいりました。
 私自身、千葉教区に赴任して七年目になりますが、こんなに暑い夏は、はじめてのように感じているところです。
 信徒・誌友の皆様におかれては、ご家族の皆様共々に日々に健康に過ごされますよう、お祈り申しあげる次第です。

 さて、暑い日の連続であるからかも知れませんが、あらためて千葉県下の各地の風景を思い浮かべさせていただいています。そこで心のうちに思いますことは、“この千葉県というところは、なんと大自然に恵まれているのだろう”ということです。

 私ごとながら、房総半島の先端の方にも出向き、ロープウェイで鋸山の山頂にも登らせていただきましたが、半島を廻る海岸線の景色は大変に雄大であり、何か強い衝撃を味わうという心地でした。自宅に近い稲毛海岸の砂浜や松林も大変にきれいであり、大きな感動と喜びを感じたことでした。

 私自身が生まれた地域は大分県の国東半島の中央部であり、子ども時代は海水浴もままならないという状況でした。東京という大都会に近い地域に暮らす私たちですが、“自然”というものに心さえ向けていれば、いたるところに深緑の息吹は感じられるものです。
 生長の家総裁・谷口雅宣先生がお書きくださった『日々の祈り』には次の一節があります。

 (前略)輝く深緑と黒い木々の枝、若葉と森の深緑のコントラストを見よ。花々の鮮やかな色、 微妙な色の移ろい、葉の緑の中でそれらが生み出す対照の妙を見よ。その対照を感じて、虫たちが花を訪れ、神の愛の使者として植物を受粉させ、新たな生命の進展を用意する。植物が実をつければ、その色の信号を合図に鳥たちが訪れ、豊穣の香りと味と滋養を得て、神の知恵に導かれつつ植物の種を遠方に伝播する。植物は虫や鳥に愛を与え、虫や鳥は植物の命の発展に協力するのである。そこに神の生命があり、愛があり、知恵が表れているのである。(後略) (『日々の祈り』―「すべては一体」と実感する祈り)

 私たちは、この“自然”から与えられる恩恵に感謝し、さらに“自然”を愛し、そして、より美しく素晴らしいものにして、次世代に残していかなければならないように感じます。
 今日、“大自然界”はあなたの愛を必要としています。地球の温暖化はとどまるところを知らずという状況にあります。あなたのまわりの自然界があなたの愛を必要としているのです。

 “情けは人のためならず”という諺がありますが、この言葉を“人に情けをかければ、その情けを受けた人に“甘え”がでることになり、結果としては、そのひとのためにはならない”と言う意味に解釈する人が多いよですが、本来は“人に情けをかければ、情けを受けた人も喜ぶが、結局は、人にかけた情けがめぐりめぐって自分に返ってくることになる”ということでもあります。

 同じことが大自然界に対しても言えるのであろうと思われます。私達は、あたりまえのように“大自然界”からの愛をふんだんにいただいて生かされて生きています。呼吸の際の酸素も水も食べ物さえも“大自然界”からの授かり物であることに間違いはありません。あらためて、皆様と共に“大自然界”への“与える愛”を実践し、“ご恩返し”をしていきたいと強く念願する次第です。

夏季「子ども広場ネットフォーラム」・「中高生ネットフォーラム」を開催しました!


中高生ネットフォーラム(7月24日(日))
 「夏季青少年練成会」は、今年も「新型コロナウイルス感染拡大防止」の観点から、“ネットフォーラム”の形で開催されました。
 中学生・高校生を対象とした「夏季中高生ネットフォーラム」は、7月24日(日)に開催され、参加者は8名、初参加者は1名でした。

 また、7月30日(土)には、未就学児・小学生を対象とした「夏季子ども広場ネットフォーラム」が開催されました。
 今年は、午前中に未就学児と小学3年生までの低学年、午後には小学4年生から6年生までの高学年の2部構成でした。参加者は41名、初参加者は7名でした。
子ども広場ネットフォーラム(7月30日(土))《低学年》
子ども広場ネットフォーラム(7月30日(土))《高学年》

 

 

定期役員改選に伴い、千葉教区新体制がスタートします!


3年に一度の「定期役員改選」が今夏実施され、9月1日より各組織新体制がスタート
します。各組織の代表者は下記の通りです。

  • ○相愛会千葉教区連合会長 ・・・ 安達 敏広氏 (再任)
  • ○白鳩会千葉教区連合会長 ・・・ 田中 加代子氏 (再任)
  • ○青年会千葉教区青年会委員長 ・・・ 今井 隆夫氏 (再任)
  • ○千葉教区地方講師会会長 ・・・ 山之口 英子氏 (新任)
  • ○千葉教区栄える会会頭 ・・・ 高津 光晴氏 (再任)
  • ○千葉教区教職員会会長 ・・・ 柴崎 直子氏 (再任)

 

【就任のご挨拶】
相愛会千葉教区連合会 安達 敏広
相愛会千葉教区連合会長 安達敏広合掌、ありがとうございます。
 この度、二期目の相愛会連合会長を拝命致しました。一期目では、発信し続けることで物事は動き出すということを、「聖使命会員拡大」や「普及誌購読者拡大」の運動を通して体感することが出来ました。
 今期は、全ての会員とネットや対面でコミュニケーションを取りながら、“相愛会会員の拡大”に全力を投じて参ります。
 皆様、ご協力をお願い致します。
白鳩会千葉教区連合会  田中 加代子
白鳩会千葉教区連合会長 田中加代子  合掌ありがとうございます。
 白鳩会の皆様、この度の改選により、再度連合会長として、神様とともに生長の家「人類光明化運動」「国際平和信仰運動」「神・自然・人間の大調和」の世界実現のため、ご一緒に活動させていただくこととなりました。
 なお一層明るさをもって、千葉教区白鳩会活動発展のために尽力いたす所存でございます。
 今後とも、ご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
青年会千葉教区青年会 今井 隆夫
青年会千葉教区青年会 今井 隆夫  ありがとうございます。素晴らしいご縁をいただき、青年会委員長を再度拝命しました。
 私自身があと3年で青年会を卒業するため、教区青年会のお役に立てる最後のチャンスです。自分がこの活動で感銘を受けてきたことを後輩たちに存分に伝え、より良い青年会となっていくように尽力いたします。
 皆様どうぞ宜しくお願い致します。
千葉教区地方講師会  山之口 英子
千葉教区地方講師会  山之口 英子  この度、地方講師会長の重責を拝命いたしました。
 私のいのちが、自殺を思い止まった母のお胎に居て、生長の家の神様に助けて頂いたことから始まり、そのご恩返しをさせて頂く時が来たのだと思っております。
 稙田茂樹教化部長のご指導の下、千葉教区発展の為、地方講師会は真理研鑽に励み、力を合わせて頑張ります。
千葉教区栄える会   高津 光睛
千葉教区栄える会   高津 光睛  この度の選挙におきまして、再度、栄える会会頭をさせていただく事となりました。
 9年間の経験を生かし、稙田茂樹教化部長のご指導のもと、使命を行じてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
千葉教区教職員会   柴崎 直
千葉教区教職員会   柴崎 直子  ありがとうございます。
 今期も、生教会会長を務めさせていただくこととなり、感謝申し上げます。今こそ、大人も、子どもたちも一緒に全ての生き物に、自然に「四無量心」を行ずる時期です。
 生長の家の教育法で子どもたちの無限力を引き出し、私たちも引き出され、世界平和実現に向け、前進してまいります。どうぞ、よろしくお願い致します。

 



【退任のご挨拶】
前地方講師会長 藤原 克敏
前地方講師会長 藤原 克敏  「光陰矢の如し」、稙田茂樹教化部長のご指導のもと、皆様方のご協力をいただき、地方講師会長としての責務を全うすることが出来、大変充実した3年間でした。
 この間“コロナ禍”の中にありましたが、ネットフォーラム(オンライン行事)の立ち上げ、軌道化により、多くの方々との繋がりが深まり、人脈が格段に拡がりました。心から感謝申し上げます。