千葉の灯(せんようのともしび)2022年 10月
「聖使命会員」(聖使命菩薩)拡大の悦び
責任役員 深井正海
今年度も、コロナ禍の制約がある中、聖使命会員の悦びの拡大にお取り組みいただき、責任役員のひとりとして、深く感謝申し上げます。
また、聖使命会費取扱者の皆様には、毎月の聖使命会費奉納のお世話をいただいておりますこと、さらに深く感謝いたしております。
聖使命会員の拡大は、神様の人類光明化運動の悦びの拡大です。
稙田茂樹教化部長監修の小冊子「聖使命会入会の勧め」(生長の家千葉教区・令和3年5月1日刊)を参考に、聖使命会員のありがたさ、拡大の意義について述べさせていただきます。
- 〇「聖使命会」の発足
昭和29年3月1日、立教25周年を迎え、原宿に生長の家本部会館が落慶され、翌月4月1日に「聖使命会」が発足しました。
当時の聖使命新聞には、谷口雅春大聖師のお言葉が次のようにあります。以下抜粋です。
私は、この神からの啓示を受けて、人類光明化運動を始めたのであります。(中略)
生長の家の人類光明化運動の聖使命は、聖使命会員の出資(会費)によって遂行せられるわけであります。聖使命会は、いわば、私から、私個人の経営せる「人類救済の真理」というパテントを譲り受けて団体経営として大規模にこれを遂行しようとしてゐるわけであります。 - 〇『聖使命菩薩讃偈』の発表、「聖使命菩薩」の称号付与
昭和29年11月22日、秋の記念日に際し、谷口雅春大聖師により聖使命会員に「聖使命菩薩」の称号がおくられ、『聖使命菩薩讃偈』が発表されました。そのご文章の抜粋です。
生長の家大神と称せられる宇宙の大神が、今度聖使命会員としてこの聖なる人類光明化の運動に協力なさる人々に聖使命菩薩とお名前をつけられて、その誠魂を宝筐に(中略)納めて、集まる人が祈り且つ神想観するといふことによって、永遠にこの人類光明化運動に共鳴しその使命を遂行して下さる人々に真理の光明念波を送って祝福することになったのであります。 - 〇聖使命会費を納める時の心構え
会費を納めると言っても、これは、「心の問題」でありまして、形にまでもそれを現したい切実な真心が神に通ずるのであります。だから、この献金によって神様の人類光明化運動に私は参加してゐるのだといふ自覚を深めることが大切であります。(中略)献金とか聖使命会費とかは、「神様、あなたの運動に協力させて戴きます。どうぞ、この献金が無駄に使はれる事なしに、神様の人類光明化運動に使はれます様に。協力させて頂くことを感謝致します。ありがとうございます。」かう言って、お金を合掌の間にはさんで祈ってから、その金を送って貰ふことにすべきものであります。そのようにしますと、それは深き祈りとなって、同じ金額でも、その献金は一層効果的に人類を救うことができ、功徳が多いのであります。
(『神ひとに語り給ふ』 谷口雅春大聖師著、88頁) - 〇「聖使命会感謝奉納祭」の悦び
各組織において、コロナ禍にあってもオンラインで、毎月「聖使命会感謝奉納祭」が執り行われています。相愛会連合会では、昨年7月より、月初の日曜日の早朝、実施されています。この中で、新規に聖使命会員となった方、及び既会員の方を「聖使命菩薩」として称名し、「聖使命会感謝奉納祭の祝詞」を奏上し、『聖使命菩薩讃偈』及び『聖経甘露の法雨』を読誦し、祝福が行なわれています。
これに参加するようになったTさんは、聖使命会員が聖使命菩薩として、こんなにも祝福されていることに驚かれました。そして、離れて暮らしている息子さん夫婦とお孫さんを聖使命会員にと愛行され、その後、親しい交流が増えたと喜んでおられます。
また、Sさんは、荘厳な雰囲気の中で、身の引き締まる思いがしましたと語られ、田舎のお姉さんを聖使命会に入会させられました。その後、疎遠になっていた兄弟も聖使命に繋がれ、こだわりが解消された、と喜んでおられます。
私自身の悦びとして、長男の結婚相手(半身様)を聖使命会員として、祝福させていただいていましたが、今年に入り縁談がまとまり、神様に祝福された半身様とご縁をいただきました。また、永年会社勤めの中で御恩をいただいた方々を、聖使命会に繋ぐことができ、祝福の恩返しとなりました。
大聖師谷口清超先生は、『コトバは生きている』(195頁)に次のように書かれています。
聖使命会員というのは、毎月自分の収入の幾ばくかを光明化運動の資金として献納しようという会員のことである。(中略)出来ることから「善業」を積もうという心が素晴らしい。どんなことでも、善行を始めることが大切だ。すると善行はつもりつもって善業となり、それは必ず善果をもたらすのである。
「人類光明化運動・国際平和信仰運動」「神・自然・人間の大調和」の運動は、神様の運動であり、神様が常に導いて下さる・祝福と悦びの運動です。各組織の今年度の運動目標の達成に向け、残り3ヶ月を悦びをもって取り組んで行きましょう。
“神縁”を大切にしましょう
教化部長 稙田茂樹
私達は何ゆえあって、何の必要があって、また何の得があって、一日の何時間もの時間を生長の家に費やしているのでしょうか。
おかしな言い方をするものだと思われるのかも知れませんが、今一度、これらのことを真剣にお考えになることも大切なのではないかと思います。
言うまでもなく、生長の家では「人間は神の子である」と教えられていますから、すべての人々が元々「神縁」を持つ「神の子」であることに間違いはありません。
しかし、同じ「神の子」であっても「深い神縁」というものがなければ、神が始められた生長の家のような教えに触れることはできなかったのかも知れないのです。例え誰かに生長の家への入信を勧められたとしても、神縁の浅い人が誌友となり仲間になってくれるということはありません。
「自分は生長の家に入信しようなどと思っていた訳じゃない」「いつの間にやら信徒ということになっていたんだ」というような方もあることは事実です。
しかし、入信の切っ掛けが如何なるものであったとしても、あるいは生長の家のいずれかの信徒の方との思いもかけないような偶然の出会いがあったとしても、やはり「神縁」というものが深くなければ、今日のあなたはなかったということができるのです。
この「神縁」というものをおろそかにしてはいけません。当然にそこには各家の「ご先祖の皆様の願い」あるいは「お導き」というものがあっての「神縁」であることは間違いがありませんので、この「神縁」をこそ、ご先祖にお喜びいただける揺るぎないものとしなければならないのです。そしてそのためには、ご自身を神さまの喜ばれる方面に存分に使い、生かしていくことをしなければならないように思います。
そこにこそ、「神の子・人間」として、この世に生まれてきたところの真実の意味があり、値打ちというものもでてくることになるのではないかと思われます。
さて、この「神縁」というものを感じとることが出来たのであれば、次に大切なことは、自身の心の中を“神様の領土”にしてしまうことのようです。
大聖師・谷口雅春先生のご著書『新版 真理 第8巻』168頁には“「心」の領土を斯うして守りましょう”と題されて、次のような興味深い、しかもありがたいお言葉が書かれています。
自分の内なる「神」を生かし、神の愛への叛逆者である「怒り」や「憎み」や「心配」や「取り越し苦労」などを自分の心の領土内に侵入せしめてはならないのである。
その代わりに神の愛の家来どもであるところの「明るい心」「豊かな心」「寛大な心」「平和な心」「自信」「勇気」などの善き家来を「心」の領土の中に充分に養うが好いのである。
若し病気になった時には、恐れる代わりに、以上のような「善き家来」をして、心の中を守らしめれば、おのずから治るのである。(『新版 真理 第8巻』168頁)
吾々にとって、大切なことは、まずは家族との大調和です。さらには隣人との仲の良い日常、そして、地元組織に所属する役員・会員・信徒・誌友の皆さまとの心の触れ合いであり、調和であるということが出来ます。
神縁深き人々に讃嘆の拍手を贈らせていただきます。互いに、神の子として、この世に生まれてくることができたことを讃え合い、共に神の子の新たな仲間づくりを推しすすめていこうではありませんか。どうぞよろしくお願い申しあげます。
東美佐子さん(船橋市)へ
松井弘子さん(船橋市)へ
そこで、2021年6月号より、“優秀”と思われる絵手紙を受け取った方より推薦をいただき、「千葉の灯」紙面にて紹介して、皆さんで祝福讃嘆することになりました。絵が不得意だと思われている方も、思わぬ隠れた才能を発揮されています。
その素晴らしい作品をご紹介いたします。

から稙田茂樹教化部長へ

安達由紀子さん(船橋市)へ

染谷直子さん(野田市)へ

深井正海さん(習志野市)へ
皆様のお手元に届きました会員・信徒・誌友の皆さんからの素晴らしい「絵手紙」を是非ご推薦ください。「千葉の灯」に掲載し、皆さんで祝福讃嘆したいと思います。
皆さんの居住地域の自然や文化遺産をご紹介下さい。
2021年5月号より、千葉教区のフェイスブックに投稿された千葉県内の“豊かな自然や伝統ある文化遺産”を、オンライン環境に馴染めない方々にもご紹介する目的で掲載しております。
今月も素晴らしい投稿をご紹介します。
月下美人 【柏市 荒木 弘子】
数年前、矢橋徳子さんより「月下美人」2鉢いただきました。昨年やっと3つ開花し、とても感動いたしました。今年は別の鉢より1つ開花しました。
文字通り「月下美人」、夏の一夜美しい花を咲かせ、明け方にはひっそりとしぼみます。凜として気高く我が家の宝花です。
茂原のガスタンク 【茂原市 石井 健治】
茂原市は、天然ガスを産出するので大きなガスタンクがあります。また、七夕祭りも関東三大七夕祭りの一つとして賑わい、阿波踊りも多数の連が繰り出し市民が楽しみにしています。
写真はガスタンクに描かれた七夕祭りの模様です。茂原市の特色を上手くアピールしていると思います。
酔芙蓉 【市川市 中沢 まみ】
夏の風物詩といえば、宿題、自由研究。今年も庭に咲く「酔芙蓉」の観察をしました。
まさに、名前の通り、真っ白からほんのりピンクに、そして濃いピンクに、酔っ払ってしまう姿を見せてくれます。神様が見せてくださる不思議、今年も感動です。
今年は6月の雹で葉っぱがボロボロになっていましたが、今はすっかり回復、これからが見頃本番です。今年もありがとうね。
青木昆陽「甘藷試作の地」 【習志野市 吉田 キミ江】
秋といえば「食欲の秋」。代表的な食材はサツマイモです。焼き芋、スウィートポテト、大学芋に芋羊羹。誰もが大好きな食べ物です。
千葉市幕張の地には、そんなサツマイモを試作し全国に広めた蘭学者・青木昆陽の「甘藷(サツマイモ)試作の地」碑が立っています。
青木昆陽は、徳川吉宗公の命により、大飢饉の際、飢餓から人々を救うため甘藷(サツマイモ)を試験栽培し、関東をはじめ幕府の後押しで全国に広めました。
この碑の周辺には、「いもっこ保育園」という名の保育園があったり、「昆陽トンネル」と名のついたトンネルがあったりと、地元の方々に愛され親しまれています。
秋季布教功労物故者追悼慰霊祭が厳粛に執り行われました
9月13日(火)、教化部大拝殿において、コロナ禍に配慮し、教区責任役員と教化部職員のみが参列し、厳粛な雰囲気の中「秋季布教功労物故者追悼慰霊祭」が執り行われました。

